私たちカスタマーエンジニアは、公営競技場のいわば救急ドクター。払戻機や発券機で紙や紙幣が詰まるなどの障害が起こった際に、迅速に修理する専門職です。障害の報告が入ったら、故障機にすぐに駆けつけて、ドライバーなどの器具を片手に修理を始めます。払戻機や発券機の前で待っているお客様に迷惑をかけないように、適切な処置を施していくのです。作業時間はたったの数分から数十分。障害の原因を解明し、お客様対応をするスタッフへの指示が完了できた時、私たちの役目は一旦終わります。自分の頑張り次第で、すぐにお客様の役に立てるから、やりがいは十分。1日の業務が翌日へ持ち越しになることなく、当日で完結するため、ずっと納期やタスクに追われるストレスが無いのも、気持ちいい仕事です。
業務はチーム制で、仲間とサポートし合いながら働けるのも良い点です。例えば、1人が故障原因の追究で機械と向き合っている時に、こちらから何も指示を出さなくても、仲間が修理に必要な工具や材料を持って後ろで待機してくれている。阿吽（あうん）の呼吸とでも言うのでしょうか。チームワークがばっちりの職場にも、働きやすさを感じています。

東海エンジニアに入社して、私の生活はだいぶ変わりました。まず、前職のシステムエンジニア時代は長期間に及ぶプロジェクトが多く、残業が非常に多かったのですが、それが激変。業務は1日で完結しますし、自身の目の前でお客様に感謝される瞬間を見られるので、やりがいを感じやすくなりました。また、休日はシフト制で月9日～11日。連休も取れますし、平日休みが多いため、ドライブや買い物も人で混雑することがありません。私の場合、大好きな山登りを静かに楽しめるようになりました（笑）。仕事で、プライベートで、自分らしく毎日を過ごせるようになったのです。
あと、男性ばかりの職場で「女性が働くのは辛くないの？」とよく友人などから聞かれますが、全くそんなことはありません。職場にお局はいませんし、同僚は全員男性だから、変な気を使わずに仕事を行なえますよ。今後は、女性のエンジニアとして長く働けるような制度づくりにも意見を出していきたいですし、女性キャリアの前例を作っていけたらと思っています。他拠点の女性スタッフ皆で連携して、もっと働きやすい環境をつくっていきます。

※個人情報保護の観点から、社員名は仮名となっています。